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没落令嬢の奴隷生活 第1話 海賊


 揺れる船内で私は溜息を吐く。
 船酔いが憂鬱なのではない。いやそれも問題ではあるけど、そんなのは一時的なこと。目的地に着いてしまえば解決する。
 だけど結婚はそうもいかない。一生に関わる。なのに、相手の顔も知らないまま事が進み、私は今、嫁ごうとしている。
 理不尽極まりない話だと思う。

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没落令嬢の奴隷生活 第2話 恥辱

 男は手近な部屋の扉を開け、私を引っ張り込んだ。
 背後からは、別の男と侍女の言い争う声が聞こえてきたが、扉が閉められると、くぐもった音に変わってしまい、何を言っているのか分からなくなった。

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没落令嬢の奴隷生活 第3話 捕虜

 捕虜の扱いは苛酷を極めた。
 狭い船倉に数十人が押し込まれ、誰ひとり寝転がることができない毎日が続いた。
 性別も身分も関係なく、お互いの身体を密着させながら座り込んで眠るしかなかった。

 侯爵令嬢たる私も例外ではない。
 侍女や乗組員から気を遣われてはいたものの、私が横になるための空間が確保されることはなかった。
 誰かが誰かの上に乗れば不可能ではないが、さすがにそれは現実的ではない。

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没落令嬢の奴隷生活 第4話 鞭打ち

 目的の港に着くまでの間、海賊は何度も私を呼び出して、辱めを与えた。
 泣き喚けば解放されるのなら喜んで泣き喚くが、しかし現実はそうじゃない。私は懸命に自分を保ち、気丈に振る舞った。時には海賊を睨み付けたりもした。
 そんな私の態度を彼らは面白がっていたが、何日か経つと、だんだん目障りになってきたようだった。

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没落令嬢の奴隷生活 第5話 極限

 数日後、背中に血が滲まなくなると船倉に戻された。
 鞭跡を捕虜に見せ付けるためという理由で、私は、わずかな腰布を身に着けただけの格好で皆の前に突き出された。
 つまりは上半身裸。乳房は手で隠していたものの、肌の大半は露出していたし、なにより鞭跡が剥き出しになっていたせいで、長い間じろじろ見られることになった。

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没落令嬢の奴隷生活 第6話 娼婦

 港近くの奴隷市場は盛況だった。
 野菜や果物が売られている横で、次々に奴隷が引き立てられ、全裸にされ、競りに掛けられていく。
 全裸にされるのは、体付きを披露するためだ。肉体労働には耐えられそうか。病気にはなっていないか。買う側は真剣に吟味して、値段交渉をする。

 商人たちには、奴隷を見下したり嘲笑したりする様子が一切なかった。
 奴隷は商品に過ぎないのだ。
 商品を嘲る者は居ない。彼らの興味は、金を出す価値があるかどうか。それだけである。

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没落令嬢の奴隷生活 第7話 初体験

 最初に私を買った客は、ずいぶんと高い金を出したようだった。
 私の国でも処女には特別な意味があるが、遙か遠方のこの国でもそれは同じらしい。

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没落令嬢の奴隷生活 第8話 暴力

 何人もの客を相手にしていれば、特殊な性癖を持った客が来ることもある。
 女性を鞭打つことで興奮を覚える客は恐怖の対象だった。
 使用されるのは遊び用の小さな鞭だが、それを目にするだけで私の額には脂汗が浮かんだ。
 背中の鞭跡にも じんわりと汗が滲む。

 鞭打ちは娼館が認めており、拒むことはできなかった。
 軽く鞭を当てられるだけで悲鳴を上げる私を客たちは面白がり、結果として余計に いたぶられることになった。

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没落令嬢の奴隷生活 第9話 妊娠

 奴隷娼婦としての毎日が1年近くも続くと、娼館の中だけが世界のすべてであるかのような気がしてきた。
 私は本当に侯爵令嬢だったのだろうか。生まれた時から奴隷だったのではないだろうか。たまにそう思う。
 もし、肌や髪の色が皆と同じで、言葉も通じたなら、本気で妄想に取り憑かれていたかもしれない。
 けれど実際は違う。私は異国の生まれだし、教養もある。
 今となっては遠い記憶の中にしかないが、贅沢三昧の日々を忘れたことはない。
 それゆえに、いつまで経っても祖国への未練を捨てられず、未だにひっそりと泣いてしまうことがあるのだけど……。

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没落令嬢の奴隷生活 第10話 脱走

 夜明け前に娼館を出る。
 見張りは数人程度。これでは死角なんていくらでもある。拘束されているわけでもない。
 ほとんど衝動的に動いたようなものだったが、想像していたよりも遙かに容易だった。

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水の星、世界を手に入れる男 第01話 王子エルバート


 第二王子エルバートは自室で寝そべっていた。
 着用しているのは簡素な衣服だけ。生地こそ高級なものを使っているが、その見た目は、平民が着ていてもおかしくないほど飾り気がない。
 部屋に籠もっている時に限らず、城内を歩き回る際も、エルバートは同じような格好をしていた。

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水の星、世界を手に入れる男 第02話 女王レイラ

 レイラ・ベリチュコフ。戦死した先王の後を継いで、軍事大国ベリチュコフを統べる立場となった女王。
 彼女は、即位した直後に自ら軍を率い、周辺国の艦隊を次々に撃破していった。

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